卵子ドナーになることについて

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Asian Egg Donation は、自分の卵子で妊娠することができない女性の手助けをする会社です。この問題の原因には、母親年齢の高齢化、早期閉経、遺伝状況などがあります。しかしながら、「試験管ベビー」とも呼ばれる体外受精 (IVF) 技術を使用すれば、このような女性でも、別の女性 (卵子提供者) から提供された卵子を使用することで、妊娠ができる可能性があります。


当エージェンシーは、アジア系の母親候補 (卵子受容者) が、アジア系卵子提供者を選択できる、独自の適合サービスの提供に特化しており、子どもや家族を持つという夢をかなえています。卵子提供者になろうかと考えていらっしゃる方は、プロセス全体について詳しく知るのにこちらを以下の内容を読んでいただければ幸いです。


卵子提供をしていただいた方には、謝礼金として$6,000から$10,000を、卵子を受け取った側から、お渡ししています。




提供者の基準

  • 20〜30歳の責任感のあるアジア系女性
  • 感染性/伝染性疾患や遺伝的な疾患のない健康体をお持ちの方
  • 卵子提供開始前の 12 ヶ月間にタトゥー、ボディピアス、輸血を受けていない方
  • 最終学歴が高等学校卒業、もしくはそれと同等の資格をお持ちの方
  • ノンスモーカーで、違法薬物を使用していない方(卵子提供が決まった際には、薬物尿検査などを受けていただくことになります)
  • スケジュールをある程度自由に変更ができ、必要な診察にきちんと責任を持っていくことが出来る方(病院への診察は、通常朝7時〜9時です)
  • 遠方のクリニックで卵子提供が決まった場合は、一週間ほどホテルに滞在して頂くことになります。(卵子提供には、ホテル、航空券などの滞在費用の負担は一切ありません)
  • 卵子提供のプロセスを完了するために、スケジュール変更、健康状態などについて、AEDに連絡して更新する責任があります。

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適合プロセス

以下のステップは、AED での一般的な卵子提供適合プロセスを記載しています。

  • 提供者の完全なプロフィールと写真が届いたら、AED のスタッフが提供者に連絡をとり、面談または電話でのコンサルティングを行います。スタッフが、提供者に卵子提供プロセス全体について説明し、疑問や心配にすべて答えます。 面談が問題なく終了すれば、提供者はAED の提供者プールに加えられます。受容者候補は、この面談で提供者が承諾するまで、提供者のプロフィール情報を見ることができません。
  • AED の受容者は、AED のパスワード保護されたオンラインデータベースシステムで、卵子提供者のプロフィール/写真を見ることができます。氏名、住所、連絡先など提供者を特定できる情報は、受容者候補に公開されません。受容者は、プロフィールに記載されていない場合は、AED のスタッフを介して特定の提供者について質問をすることもできます。
  • 受容者カップルが、ある提供者にとくに興味を持ったときは、AED のスタッフがその提供者に連絡します。にもかかわらず、この時点では、提供者の待機期間がどのくらいになりそうか、を正確に推定するのは困難です。数日から数ヶ月になる可能性があるためです。
  • 受容者の個人的プロフィールは、特定できる情報を除いて、提供者に開示されることがあります。提供者への受容者情報のこうした開示は、自分の卵子が提供される受容者や協力することになる不妊治療院について、提供者が熟知する一助となることのみを目的としています。
  • 提供者は、受容者の治療院でスクリーニングを受けます (詳しくは、次のセクションを参照してください)。
  • スクリーニングに合格した提供者は、受容者との卵子提供契約に署名します。この正式な契約書には、両者の法的および財政的責任、補償条件、提供で生じた卵子の所有権など、卵子提供プロセスのすべての適法な意義と詳細が盛り込まれています。この契約書では、提供者には、生まれてくる子に関するすべての潜在的な権利と責任がないものとしています。

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提供者スクリーニング (平均 4 ~ 6 週間かかります)

適合プロセスが終了したら、提供者は、受容者の不妊治療院または提供者が都合のよい地域の治療院で、スクリーニングを予約します。受容者の不妊治療院の医師が、提供者が受けなければならないスクリーニングのタイプを正確に決定します。 スクリーニングプロセスは、通常 1 回の通院で終了します。このプロセスには数時間を要することがあります。提供者スクリーニングでは、以下のような検査を行います。

  • 医学的スクリーニング: 問診、血液検査 (HIV/肝炎検査)、梅毒、血液型)、子宮頸部細胞診/子宮頚管培養、尿薬物スクリーニング検査など。卵巣の機能と生殖機能を確認するため、膣超音波検査と一緒に月経 2 または 3 日目のホルモン血液検査が必要になることがよくあります。このスクリーニングは、提供者が、医学的に健康で卵子提供に適格であるか確認するためのものです。
  • 遺伝子スクリーニング: 遺伝子検査は、おもに血液検査で行います。こうした検査で、提供者が、嚢胞性線維症や地中海貧血などの遺伝的な疾患のキャリアーかどうかが明らかになります。
  • 心理学的スクリーニング: 心理学的評価は、おもに心理療法士またはソーシャルワーカーが行います。 この評価は、卵子提供プロセスの心理学的意義を、提供者がすべて知っていることを確認するために行います。 このスクリーニングは、提供者が、提供者となる心の準備ができているかどうかを確認するのにも役立ちます。
  • 伴侣筛选:如果捐卵者有性伴侣,可能还需要对其伴侣进行血液化验,检查是否存在任何性传播疾病。

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提供サイクルプロセス (平均 6 ~ 8 週間かかります)

提供者が、すべてのスクリーニング検査に問題なく合格すれば、卵子提供サイクルを開始します。提供サイクルの詳しいプロセスは、治療院ごとに違う場合があります。通常は、周期同期化期、卵子刺激期、卵子採取期を含みます。

  • 周期同期化: 提供プロセスの開始時点で、卵子提供者と卵子受容者の月経周期を同期化します。通常、このプロセスは受胎調節ピルを服用して月経周期のタイミングを操作して行います。
  • 卵子刺激:
    通常の月経周期では、卵巣から1個の成熟卵しか排出されません。しかしながら、卵子提供プロセスでは、受容者を妊娠させるために、複数の成熟卵を得る必要があります。治療院のスタッフが、ホルモンの自己注射を指導し、約2週間、毎日注射します。このホルモンは、月経周期で女性の身体から作られる、自然のホルモンと同じように機能しますが、濃度は高くなっています。したがって、卵子採取処置の時点では、複数の卵子が成熟しているのがふつうです。 この期間に、提供者で、注射部位の周りのひりひり感、赤み、軽度のあざのほか、不機嫌、乳房の痛み、卵巣の拡大、軽度の体重増加がみられることも、みられないこともあります。このホルモン注射で「卵巣過剰刺激症候群」 (OHSS) が生じることもあります。軽度のOHSSの場合、腹痛、お腹の張りやふくらみが生じることがあります。こうした症状は、卵子採取後の最初の月経がくると、なくなるはずです。まれに (1 ~ 3%) 入院が必要になることがあります。 提供者は、ホルモン注射中、治療院で血液検査や膣超音波検査を頻繁にモニターする必要があります。その結果をもとに、治療院では卵胞の発達を正しく評価し、提供者がホルモンを適切に注射していることを確認できます。こうしたモニタリングは、同じ治療院で完了する必要があるとする治療院もありますが、サイクルの最後の数日までは提供者の都合のよい地域の治療院でモニターしてもよいという治療院もあります。ほとんどの治療院では、早朝 (午前7時~9時) にこうしたモニタリングを行っています。
  • 卵子採取:
    卵胞の成熟が予定通りであることを体外受精医が確認した後で、提供者からの卵子採取処置日を決めます。卵子採取処置では、提供者の卵巣から、成熟卵を取り出します。提供者に、全身麻酔をかけます。医師が、膣超音波画像を見ながら、長い針を使って膣から卵子を吸引します。採取時間は全体で約 15 ~ 20 分です。 この処置では身体を切ったり縫ったりすることはありません。全身麻酔をして行います。また、提供者は、眠っているので何も感じたり気づいたりしないはずです。

    この処置後、提供者は、治療院で麻酔から1 ~ 2 時間回復させます。その後付添人付きで帰宅できます。帰宅したら、その日は安静にしてください。1 ~ 2 日は、お腹の張り、けいれん、膣からの出血がみられることがあるためです。不快感があればタイレノールを服用してもかまいません。採取が終わると、体外受精実験室で、卵子を男性受容者または男性提供者の精子と混ぜてできるだけ多くの胚を受精させます。

    ほとんどの提供者は、採卵処置の翌日から通常の活動 (激しくない身体活動) を再開できます。

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提供者への補償

  • Asian Egg Donation LLCでは、提供者個人の時間と労力に応じて提供者に補償額を決定していただきます。 しかしながら通常、正当な補償額を要求する提供者のほうが、すぐに受容者候補と適合されるのがふつうです。
  • ご自身で補償額のレベルを決定する際に、当エージェンシーでは、「卵子提供は多くの受容者にとって現実に非常に高価なプロセスであり、提供者への補償金額が高いと、子どもを熱望している受容者カップルが経済的に困難な状況に陥ることがしばしばある」という事実を考慮し念頭におくよう、お勧めしています。
  • AED の提供者に、当エージェンシーが提案する補償額は $6000 ~ $8000 です。どのようなケースでも、米国生殖医学会議 (American Society for Reproductive Medicine: ASRM) のガイドラインによる $10,000 という上限を超えることはありません。提供者は、ホルモン注射の開始時に、補償の一部 ($500 ~ $800) を受け取ることができます。 残りの補償は、卵子採取日から 1 週間以内に受容者の治療院で、採取が終了したことを確認して支払われます。

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費用

受容者は、提供者として卵子提供サイクルにより発生した費用の責任を負います。提供者の補償の他には、以下のような費用があります。

  • Asian Egg Donation LLCでは、提供者個人の時間と労力に応じて提供者に補償額を決定していただきます。 しかしながら通常、正当な補償額を要求する提供者のほうが、すぐに受容者候補と適合されるのがふつうです。
  • ご自身で補償額のレベルを決定する際に、当エージェンシーでは、「卵子提供は多くの受容者にとって現実に非常に高価なプロセスであり、提供者への補償金額が高いと、子どもを熱望している受容者カップルが経済的に困難な状況に陥ることがしばしばある」という事実を考慮し念頭におくよう、お勧めしています。
  • AED の提供者に、当エージェンシーが提案する補償額は $6000 ~ $8000 です。どのようなケースでも、米国生殖医学会議 (American Society for Reproductive Medicine: ASRM) のガイドラインによる $10,000 という上限を超えることはありません。提供者は、ホルモン注射の開始時に、補償の一部 ($500 ~ $800) を受け取ることができます。 残りの補償は、卵子採取日から 1 週間以内に受容者の治療院で、採取が終了したことを確認して支払われます。

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州外卵子提供者サイクル

AED は、アメリカ国内のあらゆる場所の受容者カップル及び不妊治療院と、協力しています。当エージェンシーは、州内および州外どちらの卵子提供サイクルにも対応しています。州外サイクルとは、提供者が、受容者の不妊治療院のある地域以外に居住していて、そのため、卵子提供サイクルを行うために、トラベルする義務が生じる場合を意味します。州外サイクルの場合、大半の不妊治療院では、提供サイクルを完遂するため、提供者に 2 回出向くことを要求します。 最初のトラベルの際は、必要な医学的/心理学的スクリーニングをすべて完了するため、提供者の方に受容者の治療院の近くにあるホテルに 1 晩滞在するようお願いしています。 提供者の居住地の近くにある、別の治療院でスクリーニングを受けてもよいとする治療院もあります。提供者は、最終の卵子採取処置予定日の約 1 週間前に 2 回目のトラベルを行うことになります。提供者は、2 回目のトラベルで、受容者の不妊治療院にトラベルし、近くのホテルに約5 ~ 9 晩滞在することになります。州外サイクルに関する必要な提供者のトラベルの手配は、 AED が調整します。

その他の質疑応答については卵子提供経験者による提供者のブログをご覧ください。

日本人スタッフの連絡先: Kaori:

電話 646-402-5549

電子メール: Ayano@asianeggdonation.com

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